感情的訴求 ソニー生命の広告

おはようございます。2025/5/31 本日の広告事例をお送りします。
※考察は私個人としての意見で書いておりますのでご注意ください。
加藤誠也 広告 2025.05.31
誰でも

先日、新宿・渋谷駅で遭遇したソニー生命の広告です。「#生きがいってなんだろう」という問いかけを起点にした内容で、「離れて暮らす娘との毎日の電話」「愛犬との散歩」など、各人それぞれのストーリーが描かれていました。

一見すると、直接的に「保険」とは関係ない内容に見えます。あくまで個人的感想ですが、保険の機能的価値ってよりは、「人生に寄り添う存在」って感情的な部分に訴えかけたい意図なのかなと。

「保険」という商品特性上、機能をガチガチに伝えても伝わらない(伝えにくい)点や、見積もりサイトとかみてても金額比較になりがちな一面もある。だからこそ、長期視点で「ブランドへの信頼感や親近感」を作っていくことが重要なんじゃないか、と広告から感じます。

タイミング(5月)的には、新年度(=人生の節目)を迎えて1ヶ月ほどが経ち、ちょっとずつ新たな生活に慣れてきた時期。考える余白ができたタイミングで、「#生きがいってなんだろう」と問いかけていくことで、脳内で引っ掛かりを作ってもらうことを狙っているのかなと。

クリエイティブは水色を基調とし、優しいタッチの手描き風イラストで親しみやすさを演出。「保険」というちょっとお堅い感じを取っ払って、興味関心を持ってもらうことにフォーカスしたデザインのように感じました。

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