ファーストペンギン的な演出 人生投資アカデミーの広告

おはようございます。2025/8/2 本日の広告事例をお送りします。
※考察は私個人としての意見で書いておりますのでご注意ください。
加藤誠也 広告 2025.08.02
誰でも

先日渋谷駅で遭遇した、人生投資アカデミーの広告です。落ち着いた背景色にブルーのアクセントを効かせたデザインで、世界観を存分に表現した広告ですね。

ビジュアルで登場するペンギンたちは、氷の上に立つ群れや深く潜る個体など、それぞれ異なる行動をとっており、「個の選択」と集団との関係性を象徴的に描いているように感じます。

中でも印象的なのは、群れから離れてひとり飛び込むペンギンや、巨大な青の図形(おそらく陸を表す)の上で佇む小さな姿。自らの人生を切り拓くというメッセージと重なり合い、いわゆる“ファーストペンギン”的な見せ方になっているのが特徴的です。

デザインはメリハリが保たれてて、「前例となれ」「自由の正体。」「求む。」といった強い言葉が並びます。

写真で見ると、情報量が多いようにも見えますが、現地で見ると統一感があって、世界観が存分に表現されていたように感じました。足を止めて読んでいくことで内容の厚みに気づく設計となっており、ちょっと気になって立ち止まり、時間をかけて“読んでみたくなる”仕掛けでした。

「第一期メンバー」というのもあるのかもしれませんが、なんというか強い意思的なものを感じさせる広告でした。

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