【今日のOOH】りそな銀行の広告
※考察は私個人としての意見で書いておりますのでご注意ください。
先日、渋谷駅で展開していた「りそな銀行」の広告です。「春のまつりそな」キャンペーン広告で、広告出稿量の多さや、「春」「お祭り」「法被姿」「桜吹雪」「提灯」とビジュアルも“お祭り感”全開でした。


デザインには3人(吉川愛さん、道枝駿佑さん、山之内すずさん )を起用。私が見に行った時は既に無くなっていましたが、一部の広告面ではピールオフもやっていた様子でした。


個人的に興味深く感じたのが、金融という堅いイメージを一新するような“お祭り感”と“ポップさ”の演出です。「最大45,000クラブポイントプレゼント」という数値的なメリットはもちろんですが、ビジュアル自体が親しみやすい表情・衣装・ポーズで金融サービスへの心理的ハードルを下げる狙いがあるように感じます(何も言われなければ、“金融サービス”って気づかないくらい、ポップな感じです)

銀行名を、あえて遊び心あるコピー「まつりそな」ともじって見せることで、ブランドに親近感を持たせ、学生や新社会人を意識した訴求へと繋げているように感じます。
銀行側からすると「4月」は新規口座開設のビックチャンスの季節のように思います。「見て」楽しいだけでなく、確実に行動へと結びつける「インセンティブ」と「お祭り感」で訴求しており、このバランスが取れた興味深い広告事例でした。
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