「ネピア営業 目黒くん」 ネピアの広告

おはようございます。2025/5/15 本日の広告事例をお送りします。
※考察は私個人としての意見で書いておりますのでご注意ください。
加藤誠也 広告 2025.05.15
誰でも

先週、都内各所の駅でめっちゃ爽やかなポスター発見。ネピアの広告が池袋、新宿、中目黒など各駅ごとに異なるバリエーションが展開されていました。

目黒蓮さんを起用し、スーツ姿で爽やかに微笑む「ネピア営業 目黒くん」を中心にしたビジュアルが特徴的です。

「こんにちは!◯◯駅のみなさま」と駅ごとにカスタマイズすることで、その駅を利用する人々に自分ごととして感じさせ、足を止めさせるきっかけを作っています。小さな工夫だけど、これがあるだけで「⚪︎⚪︎駅だけで展開されているプレミアム感」「自分にも関係している!」と感じるから不思議です。

「ネピア営業 目黒くん」というキャラクターを設定することで、
・メッセージの主語が「企業」でなく「目黒くん」になることで、親しみを感じやすい。
・「営業」って分かっているので、宣伝メッセージも受け入れられる。
・目黒さんのビジュアルで、製品愛を感じる。
といったメリットも感じました。

ティッシュやトイレットペーパーといった生活必需品は価格競争が激しいカテゴリーの商品。こうした親近感と信頼性を前面に出すブランディングは、価格に左右されにくいロイヤルユーザー獲得に向けた戦略的な動きといえそうですね。

あと、個人的な感想として、
・「目黒蓮」さんに合わせて、「目黒駅」と「中目黒駅」でも広告を出していた点、細かい工夫ですがイイね👍って思いました。
・掲出駅が山手線駅メインでしたが、エリアがある程度固まっていたことで、全部コレクションしたい…と言うコレクター精神を刺激されました。

普段使いの生活必需品を「少し特別なもの」に見せ、駅ごとの親近感訴求とキャラクター活用を上手く組み合わせた広告事例でした。

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