〈号外〉街で見つけたW杯広告16連発
加藤誠也のニュースレター◆2026/6/14号
FIFAワールドカップ2026が盛り上がっていますね。
まもなく日本代表の初戦(日本vsオランダ)ですが、その前に、私が遭遇したFIFAワールドカップ関連の広告をまとめてみました。
※そういえば今週多かったな…と思い、日曜朝の思いつきで執筆してみました。
特に今週の渋谷エリアはサムライブルーの広告率が高かったように感じます。
休日のまったりタイムに、よろしければご覧ください。
1、ハイセンス

「FIFAワールドカップ26観戦するなら、ハイセンス」というコピーで、ちょっと前から放映していました。テレビのメーカーがW杯のタイミングに「観るなら、ウチの画面で」と乗っかってくるのがシンプルにうまい。家の大画面で観戦する高揚感が伝わってきました。

2、キリン一番搾り(渋谷センター街フラッグ)

「みんなで8回祝杯をあげよう!」というコピー、最初は何気なく見ていたんですが、ふと「8回ってなんだ?」と気になって。どうやら決勝まで勝ち上がると全8試合で「全部勝って8回乾杯しよう(=優勝まで応援しよう)」という意味っぽい。
こういう、数字にこっそり意味を仕込んでくるコピー(わかる人にはわかる感じ)、個人的には好きです。

3、adidas「YOU GOT THIS」(渋谷)

圧巻だったのがサッカーボールとAdoさんの立体物。実際現地で見ましたが、その細部までの作り込み具合には驚かされました。
Adoさん、全身がしっかりadidasで、足元にもadidas靴下。

こうやって「立体で、しかも触れられそうな距離」に置かれるとつい足が止まりますし、実際周辺には人だかりができて、みなさん写真撮っていました。

<br />
サッカーボールとAdoさんを発見。<br />
FIFAワールドカップ2026開幕にあわせた展開、写真で見る以上に実物デカくて驚きます。<br />
#Ado #サッカー日本代表 #FIFAWorldCup
4、adidas「YOU GOT THIS」(池袋)

サンシャインシティでのパブリックビューイング(6.15の日本vsオランダ戦)や、人気サッカー漫画ブルーロックとコラボした限定ステッカーのスタンプラリーを告知。MIYASTAのように“みんなで観る場所”が複数出てきていますね。

5、三井不動産(MIYASTA)

渋谷タワレコの裏側、大型2面の広告展開。芝生の質感をそのまま再現したようなクリエイティブです。
左は「最高の景色を、最高の場所で。」右は「MIYASTA(MIYASHITA STADIUM)」、「ミヤシタパークはミヤスタになります。」とある通り、ミヤシタパークの屋上、ものすごく熱気がありました。あそこでパブリックビューイングできるみたいです。

サッカー日本代表戦のパブリックビューイングとか出来るみたい。<br />
#サッカー日本代表 #FIFAWorldCup
6、DAZN

山手線の電車内で。頭上の中吊りがぶち抜かれててビックリ。
でもよく見ると、中吊り複数枚に穴が空いていて、最後の一枚にボールがゴールに入ったビジュアルが。「ボールが広告を突き破って、GKが反応している」という、車両をまるごと使った仕掛けになっていました。中吊りを一枚の面として捉えるか、「複数枚の同じポスターが並んだ空間」と捉えるかで、企画のアイデアが広がってきますね。

めっちゃ強烈なシュートが中吊りをぶち破る演出。最高速度132km/hって書いてあってマジかよ!ってなった。<br />
#DAZN熱狂トレイン #サッカー日本代表 #FIFAWorldCup
7、JI BLUE

グローバルボーイズグループのJO1とINIからサッカーを愛するメンバー12名で結成されたスペシャルユニット「JI BLUE(ジェイアイブルー)」のシングル「景色」の広告。
渋谷タワレコの正面に、ドーンと2面。さっき三井不動産の「最高の景色を、最高の場所で。」でも見た通り、本大会において「景色」って一つのキーワードなのかなと。

「JI BLUE(ジェイアイブルー)」は、グローバルボーイズグループのJO1とINIからサッカーを愛するメンバー12名で結成されたスペシャルユニット。<br />
<br />
6月3日リリースのシングル「景色」を告知。<br />
#サッカー日本代表 #FIFAWorldCup
8、Lenovo

「技術は不可能を可能にする。」黒地に白の堂々としたコピー。キャプテン翼に登場する技「スカイラブハリケーン」を、高さ・シュート角度・滞空時間でガチ解析してました。
レノボはFIFAの公式テクノロジーパートナーで、AIやアバター技術で選手をサポートしているそう。テックの小難しい話を、サッカーとマンガのロマンに翻訳してみせる展開、お見事でした。

近くの渋谷パルコ前には、サッカーボールの大型立体物が。駅前にもadidasがサッカーボールの立体物を展開していましたが、「サッカーボール」って分かりやすいモチーフがあるから、こういった立体展開もしやすいのかも。

<br />
近くの大型面では、キャプテン翼に登場する技「スカイラブハリケーン」を、高さ・シュート角度・滞空時間でガチ解析。<br />
#サッカー日本代表 #FIFAWorldCup
9、キリンビール晴れ風

キリンビールは晴れ風ブランドでも展開。MIYASHITA PARKの屋上から見えました。
同じ代表応援でも、こちらは「いい風、吹け。」というコピーで、代表への“追い風”とブランド名の“晴れ風”をかけているのがうまいですね。

静止画固定で観戦シーンを想起させるクリエイティブ。<br />
#サッカー日本代表 #FIFAWorldCup
10、みずほ銀行(MIZUHO)

新宿駅にて

渋谷駅にて
渋谷駅の地下通路、これはちょっと圧倒されました。柱サイネージが奥までずらりと一直線、さらには円柱と壁面までまるごと“青”でジャック。通路全体がみずほ一色でした。
銀行って普段は堅実で落ち着いた印象ですが、ここまで振り切られると一気にエモい。

サッカー日本代表の堂安律選手、板倉滉選手、上田綺世選手を起用したビジュアル。<br />
柱ラッピングにサイネージ、横の大型ボードと空間まるまるジャック!躍動感あふれるビジュアル。
11、ガリガリ君

あのガリガリ君までしっかり代表ユニフォームを着込んでいて、盛り上がりを感じますね。
「ブルーをアイスるみんなと。」という、“アイス”と“応援”をかけた言葉遊びが楽しいです。そして「まだ見ぬ景色へ!!」のコピーを見て……あ、また「景色」だ、と。
サイン入り代表ユニフォームが当たるキャンペーンも同時開催とのことで、間口の広い乗っかり方だなと感じました。暑くなってきたし、そろそろ冷凍庫に常備しておきたい時期です。

12、日本テレビ

渋谷一等地で試合日を直球で告知されると、否が応でも「あ、6月21日ね」とインプットされます。上部は選手の写真、下部は日本テレビ系のスペシャルナビゲーターを務めている竹内涼真さんを起用したビジュアルに。

<br />
上部は選手の写真、下部は日本テレビ系のスペシャルナビゲーターを務めている竹内涼真さんを描いたビジュアルに。
13、TOYO TIRES


新宿駅の大型サイネージにて。「青く、熱く、走れ。」のコピーがどーんと。
正直、「タイヤメーカーとサッカーって、どうつながるんだ?」と少し不思議だったんですが、「走れ」「まだ、走ったことのない道へ。」と並べられて納得。選手が“走る”ことと、タイヤが“走る”ことを重ねた訴求に。実際、荒野をクルマが疾走するムービーも流れていて、応援メッセージに乗せつつ本業(タイヤ)の世界観もちゃんと見せていましたね。

サッカー日本代表応援。「青く、熱く、走れ。」を軸にした展開で、迫力の映像が大型ビジョンで放映されてました。目線の高さと同じ位置の面だからこそ、よりつよいインパクトに。
14、「街の誇りを、世界へ。」

新宿駅の地下通路で、横にずらーっと広告展開。これはちょっとグッときました。
選手の子供時代〜今のプレー姿、代表姿を重ね合わせて、一枚で見せた演出。
この広告、「街の誇りを、世界へ。」というコピーだけで他の文字情報はありません。かといって選手それぞれの個人プロフィール等も書かれていない。加えて、直接的に「がんばれ」とか「世界一」とか応援メッセージがあるわけでもない。
だからこそ、広告を見た通行人がそれぞれのビジュアルに対して、自由に解釈できる余白が残っているのもまた良いです。

北中米ワールドカップ開幕に合わせたサッカー日本代表の広告。<br />
<br />
「街の誇りを、世界へ。」ってコピーと、選手の子供〜今のプレー姿を重ね合わせたビジュアル。<br />
たぶん膨大な写真から探し当てて、組み合わせたんだよな...カッコよすぎる。
15、SAISON(クレディセゾン)

代表ブルーのユニフォームを着たJI BLUE版と、代表選手(SAMURAI BLUE)版が、それぞれ展開されていました。
セゾンの広告は他にも複数箇所で遭遇。物量も相まって、威勢のいいコピーがしっかり頭に残ります。今週渋谷の「青」率高いなと感じさせたのは、この広告の影響も大きいかも。

ビジュアルが2パターンあって、一つはサッカー日本代表「SAMURAIBLUE」、もう一つは「JO1」と「INI」から12人で結成された「JI_BLUE」<br />
FIFAワールドカップに関連しての展開ですね。
16、JI BLUE(SAMURAI BLUE応援イベント)

「Q, サッカーが好きな理由を教えてください」というお題に対して、メンバー一人ひとりの名前と、本人たちの答えがびっしり添えられているのが印象的。“ファンへの語りかけ”に近くて、応援する側の熱量がこっちにまで伝播してきます。来場者が前で写真を撮る前提の撮影スポットになっているのも、SNSでの広がりまで織り込んでいて今っぽいなと。

実際には、各地各駅でもっと展開されていたんだと思いますが、私が遭遇したものだとこんな感じです。
こうして並べてみると、都内主要駅(特に渋谷)はすっかりW杯モード。一つのお祭りって感じで、テレビ・ビール・スポーツ用品・配信・不動産……と業種の違うブランドが思い思いの切り口で乗っかっていて、歩いているだけで純粋に楽しかったです。
※余談ですが、たびたび出てきた“景色”ってワードですが、そもそもサッカー日本代表の今大会の公式スローガンが「最高の景色を2026」でした。そこから来ているっぽいです。
ーーー
今回の記事のように、自分の足で見て・感じたOOHに関する知見や、事例分析を平日毎日ニュースレターで配信しています。毎朝の情報収集にぜひ活用ください。
すでに登録済みの方は こちら